ヴィシュヌ

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ヒンドゥー教三大神(創造神ブラフマー、維持神ヴィシュヌ、破壊神シヴァ)のひとつ。

太陽神。救済神。

腕が四本あり、右の二本に棍棒、チャクラ、左の二本にほら貝、蓮などをもつ。ガルーダに乗っている。一般に10の化身をもつ。仏陀はその第9番目とされる。比較的、温和な性格。

本来は太陽神で、『リグ・ヴェーダ』では単に太陽を神格化したものに過ぎず、重要な神ではなかったが、のちに次第に信仰を集め、シヴァと並ぶヒンドゥー教の最も重要な神になった。

特に貴族階級に崇拝された。

宇宙の維持発展を司る。

乱れた秩序を回復するため、たびたび変身して地上に姿を現す。

ラーマ、クリシュナ、仏陀などはその化身 (仏陀はヴィシュヌ神の9番目の化身とされる)。

ラクシュミー (吉祥天、別名シュリー) を妻、霊鳥ガルーダを乗物とし、胸の旋毛の卍(まんじ、スバスティカ [サンスクリット])は瑞兆の相とされる。 法螺貝、チャクラ (車輪形の武器) などを帯びる。

10世紀以降、南インドでこの神に対する独自の教義と祭式が発達した。