モトドップ
カンボジア全域に存在する、現代カンボジアで一番メジャーな近距離移動手段。そのへんにたくさんいるカブやスクーターなどの後ろに乗って、お好みの場所まで連れて行ってもらえます。 ちょっとした買い物から1日観光まで、それぞれのニーズに合った対応をしてくれます。
目次
乗り方
ゲストハウスなどには専属のドライバーがいて、じっくりと交渉をすることが可能です。 また観光名所や人が集まるところでは、よくバイクを停めてのんびり客待ちをしています。なにげなく近づくと人差し指をあげて「モト?」と声をかけてくるので、そのまま交渉態勢にはいりましょう。
待機しているモトドップがいなく、通りなどにでて走っているバイクを停めるときは、やってくるバイクをじっと見つめていればモトドップなら人差し指をあげてくれますので、こちらも人差し指をあげかえしましょう。先に人差し指をあげて立っているのも効果的です。
料金
基本的にドライバーの言い値がすべてですが、ある程度の目安をあげておきます。
- とりあえず
- $1。どんな距離でも外国人とみれば$1から交渉開始です。
- ~500m
- 500リエル。ほんの少しなら500リエルでOKです、これ以下はまずない。
- 1kmくらいまで
- 1000リエル。ほとんどの場合、距離をそんなに気にせずに1000リエルを渡しておけば文句はいわれません。
- 1km以上
- 1000リエルじゃ足りない場合、なんとなく500リエル単位で値段があがります。
- 2人乗り
- なぜか2倍の料金をいわれますが、1.5倍くらいで交渉可。
- 一日貸切
- $5~。目的地の距離によりますが、市内の買い物や近場の観光などを午前中から夕方まで付き合ってもらってこのくらいです。
- 遺跡観光
- コース内容によってだいたいの協定料金があります。
定員
ちょっと
どれがモトドップでどれが普通の人なのかという区別はあいまいです。なぜなら彼らはその場で臨機応変に対応するからです。もちろん専属でモトドップ稼業をしている人もたくさんいますが、別の仕事を持っている人でオフィスの行き来や買い物の途中で客を乗せるというのもよくあることです。
一応、野球帽がその目印となっているようですが、最近の若いドライバーは帽子をかぶってないことも多いですし、当たり前ですが普通に移動中のおっさんで野球帽をかぶってる人もいます。
上記でわかるように、モトドップのレベルはピンキリです。旅行会社顔負けのきっちりとしたガイドを兼ねてくれる人もいれば、むちゃくちゃ有名な観光地の場所すらわからない人まで、乗ってみなければわからないというのが実情です。乗る前にきっちり交渉すれば、と思ってもそこは東南アジア人、まったく知りもしないのに返事だけよくていざ走り出してから「どこだっけ」なんてものしょっちゅうですから。