地理
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カンボジアは東南アジアのインドシナ半島にあり、その隣国は、北西には「タイ」、北には「ラオス」、南東には「ベトナム」、西にはタイ湾が位置し、海岸線であるタイ湾を除き、それぞれと国境を成している。
河川
主に、メコン川とトンレサップ川がある。 アジアの大河、メコン川(全長4200km)は、ラオスよりカンボジア中央平原の東側を南下し、ベトナムへと流れ込む。 トンレサップ川は、トンレサップ湖とメコン川を結ぶ川である。
トンレサップ湖
カンボジア中央平原のやや西側に、アジア最大のトンレサップ湖がある。
世界でも淡水魚が多い湖として知られ、その種類は300種以上と言われている。年間漁獲高は、10~12万トンにも及ぶ。
また、雨季にはメコン川の水が逆流して、乾季(3000k㎡)の面積の約3倍以上(1万k㎡)になり、「伸縮する湖」、「生きている湖」として知られている。
森林
カンボジアは、「森林の国」とも言われてきた。
最近では急激に森林伐採が進み、1958年に国土の73.8%であった森林が、1989年には、68%になり、1993年には62%にまで、減少してしまった。
しかし、海岸部には、1960年代からほとんど手付かずの森林が今でも残っており、豊富なマングローブの原生林などが、貴重な自然生態系を維持している。
山岳地帯
タイ湾に沿って、クラヴァン山脈、その南にダムレイ山脈、北側のタイ国境に沿って、ダンレック山脈などが、カンボジアの山岳地帯を成していると共に、その密林が野生動物や原生林の宝庫となっている。